Just My Imagination vol:6 最近のきのこ帝国が好きな話

お疲れ様です。よくあるマッシュヘアのフロントマン、COMPUTERKIDSボーカルのKNYです。
タイトル通り今日はバンド『きのこ帝国』をレビューしていく回です。最近リリースされた『タイムラプス』という作品があまりにも良すぎて拙いですが文をしたためてしまいました…。
結論から言うと、難しいこと言わないし、やらなくていいので最近のきのこ帝国を聴いて下さい。




まず、みなさんの好きなきのこ帝国のイメージって言うたら、デビュー期の
ドリームポップだったり
シューゲイザーだったり
を思い浮かべるワケですよ。コレ
名盤&名曲揃いの初期作『渦になる』
ちょうどこれがリリースされたタイミングて、KANA-BOONとかONE OK ROCKを筆頭に

所謂フェス系バンドが台頭してきた頃で、皆が皆、耳障りの良い曲構成や音質を目指してきた中、

歌モノではありながらあくまでマイペースな路線を突っ切る感じ、怖いくらいにキャラが立ってた


俺は当時大学一年生でリスニング欲豊富で多感だったから、当時ハマっていたTHE NOVEMBERSやMy bloody valentineと比較したりしてガッツリ聴いてたな(本人達が心外に思っとったら申し訳ないが…)

轟音だよ。轟音…
絶対ビッグマフ踏んでんじゃん。深い深い光の届かない水底から湧き出してくるような音像や詞がなんとも堪らなかったですね。

ところが急に、海面に浮上してきたんですよこの人たち。
初めて聴いた当時は『何明るくなっとんねん!深めのリバーブは、ニュアンスが潰れるほどのファジーさは、何処に行ったんや!!』と思った人も多いんじゃないかな。
ローファイさは残しながらもちょっと都会的なイメージに近付いてきてたよね。『クロノスタシス』とか。
そう、どこか以前のようなアングラ志向(どうか怒らないで)の垣間見える音楽よりかは
シーンを意識し始めたような、やや一般にも浸透しやすい作りではある。

こういったキャリアの積み上げが次回作の大きなフラグになっていたわけで、ここまでの変化を遂げるとは誰しも想像出来なかっただろう

2015年リリース『猫とアレルギー』
『ぶっちゃけやりすぎでは?』
ってみんな思ったんちゃうかな?

この曲をタイトルにしたアルバムがメジャーデビュー作という背景もあってか様々考えるとこはある。

がっつり弦楽器が入っていて、ある人は「余計な事をするんじゃない」と声を荒らげていただろうし、『アウトロ前カップの「チチチン」は蛇足』と発狂した人も多いと思うよ。


でもどうだろう。

イントロから振り切りまくったアレンジだけど

ルーツであるオルタナ志向なアレンジも後半部盛り込まれていて、いかにもシーンに対して挑戦的な楽曲だなとは思う。

『怪獣の腕のなか』はもっと振り切っていたし
ちなみに、『愛のゆくえ』では若干回帰する。

メジャーでもこういうことヤレるやんて


まあこんな具合に、校内放送では流せないものから、あいのりのタイアップが付きそうなものまで振り幅凄くて
そんな多様なジャンルに対して一つのアルバムに収束させたのが今回発表のアルバムなんじゃないかと。


この2曲、マジで傑作中の傑作ですよ…オルタナ歌謡曲じゃん、これ!
結成10年のキャリアと触れてきた様々な音楽のエッセンスがブレンドされ、全く敵を作らない音楽に昇華できている、そんな曲たち。

詞は…内省的ながら、ほのかに灯火が
そして音色には…調整されながらも抑えきれていない激情が


ここまでのバックグラウンドを知った上で聴けば、見えてきませんか?!

俺には見える!


きのこ帝国の“野生”と“人臭さ”の混沌とした領域が顕著に観れるのがこの『タイムラプス』というアルバムなんですよ。

一曲目から最高なんでとにかく買って聴いてください。

公式サイトでも本人が解説しています。


きのこ帝国のあゆみは、

単純にやりたいことを純粋にやってきたという歴史ではなくて、オルタナティヴ、シューゲイザーを手段としながら潜在的に持っていた普遍性をアウトプットできるようになったという

なんと良い成長なんや…


「猫とアレルギー」で極端にポップ路線にグンニャリ行けたのも成長において必然だったといえば腑に落ちる。

もともと聴き易いものが外殻の硬さを変えてるだけなんだよな。


ボーカルの佐藤さんのソロも新たな引き出しで頗る良いです。やはりこの人の作る曲は入り込みやすい。倉木麻衣とか好きな人はまるかも
ステキやんけ。
てか歌うま。


そんな最近の洗練されたきのこ帝国もオススメなのですが、
COMPUTERKIDSも忘れずに聴いていただきたいので、宣伝。
10月はCOMPUTERKIDS、3本ライブが確定しています!!


つい先日リリースされた『My town, Your town』も聴いて、いつでもお気軽においでませ!
それでは、ばいちゃ!

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